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レッズ のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 レッズ
製作国
上映時間194分
劇場公開日 1982-04-
ジャンルドラマ,伝記もの
レビュー情報
劇場で見たけど途中で休憩が入った位だから確かに長い。その頃私はまだ高校生で時代背景は全然知らなかったけどえらく感動した。知らないのが逆に良かったのかも。今見ると頭で理解しようとするからちょっと頭痛がしたりもする。ジャーナリストなら革命と戦争は一度は取り組みたいテーマなんじゃないかなぁ。その渦中で興奮を経験し、傑作を書いて世間に認められたリードが、今度は自らの手で自国で革命よ再び!と思うのはごく自然な流れだろう。しかし彼はジャーナリストであって政治家ではなかった。両者は相反するものだし、思想だけでは社会を維持してゆくことはできない。乗った電車があらぬ方向に走って行くのに降りることもできない彼の苦悩がよく伝わってきた。しかしこの映画で私が最も心惹かれたのはダイアン・キートンだ。同じ女性として「あんな風に生きれたら・・」と憧れる。「危険の中を生きた女性は一番贅沢だ」って表現があったけどそうなんだろうなぁ。ジャック・ニコルソンが言ったように「中産階級の彼女らの結局は自己満足」という批判もあるだろうけど、そんな理屈を吹っ飛ばすような行動力。船底に隠れ、弾丸の下をくぐり、雪の平原を歩いて命がけでリードに会いに行く彼女の姿は凛として美しい。そしてリードの最後の言葉「家に帰りたい」にはただただ涙だった。力作!
黒猫クロマティさん 9点(2004-06-22 11:22:49)(良:1票)
その他情報
作品のレビュー数 24件
作品の平均点 6.38点
作品の点数分布
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100.00%
214.17%
300.00%
4312.50%
5520.83%
6416.67%
7520.83%
828.33%
914.17%
10312.50%
作品の標準偏差 2.04
このレビューの偏差値 56.32
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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