Menu
 > 作品
 > ラ行
 > 嵐電
 > TANTOさんのレビュー
嵐電 のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 嵐電
製作国
上映時間114分
劇場公開日 2019-05-24
ジャンルラブストーリー
レビュー情報
《ネタバレ》 まず言いたいのは、嵐電は京都の路面電車で、それ以上でもそれ以下でもないということ。それにまつわる不思議な物語があるわけでもない。
ただ、そんな電車を一つの媒体としてつながりができた、そんな男女三組を描いた物語でした。彼ら同士が話の中で深く交わることもなく、三組三様に流れる物語。でもつながりは全て嵐電。不思議な物語は一切ありませんが、不思議な世界観を与えてくれる、京都という不思議な空間を構成する部分の一つとして、見事に描かれていたと思います。
三組の中で印象に残ったのは俳優×地元の娘の組み合わせかな。自分よりだいぶ若いが、その分ちょうど学生時代を思い出すことができた。嵐電の線路沿いを歩くあの感じ、とても懐かしいです。そしてあの大観光都市京都の中にして、少し裏手に入るととても静かな空間があり落ち着くことができる、そんな描写もとても懐かしく観ることができました。
個人的にもかつて過ごしたことのある街として、少しばかりのノスタルジーを感じながら鑑賞することができた。ちょうど八ミリの映像を眺めるように、昔を懐古しながらの鑑賞はなかなか心に沁みるものがあった。
ところどころ謎なシーン(白塗りのヘンテコな車掌コンビなど)はハッキリ言って不要と感じたが、それ以外は好きな作品でした。
嵐電はただの電車です。ですが人と人、過去から今を不思議につないでくれる、そんな電車だと感じました。
TANTOさん [インターネット(邦画)] 8点(2021-05-23 12:10:19)
その他情報
作品のレビュー数 2件
作品の平均点 7.50点
作品の点数分布
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
400.00%
500.00%
600.00%
7150.00%
8150.00%
900.00%
1000.00%
作品の標準偏差 0.50
このレビューの偏差値 70.00
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
嵐電のレビュー一覧を見る


© 1997 JTNEWS