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ヘルドッグス のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 ヘルドッグス
製作国
上映時間137分
劇場公開日 2022-09-16
ジャンルアクション,ドラマ,犯罪もの,刑事もの,ヤクザ・マフィア,小説の映画化
レビュー情報
《ネタバレ》 岡田准一さんはすごいなぁ。俳優でも一般人でも、背が高いのが映える・良いと言われる時代に生まれ、失礼ながら背は小さい。しかしその存在感は際立っていて、主役を張ってもなんら違和感はない。違和感どころか、彼しかいない、とそう思わせる。「精悍なアクションスター」というイメージにふさわしい俳優、かと思いきやリメイク版『白い巨塔』の財前教授のような、頭のキレるエリートにもなれる。これぞ俳優、と思わせてくれる。

、、、という岡田准一さんが元警察官でヤクザの潜入捜査官、いわゆるアンダーカバーとして活躍する話。ヤクザの世界は知りません。はたして潜入捜査官というものが実際どれくらいそこに入り込むのか、そもそもそんな人達が実際にいるのか。それもわかりません。いたとして、「金ならいくらでも出す」なんてある種華やかな世界ではきっと無いんでしょうけどね。
兼高は潜入捜査官として警察に忠を尽くしながらかつての犯罪被害者達に義を尽くす忠犬なのか、潜入した極道の世界でただただ対峙した相手を食い破る狂犬なのか。我欲や己の利益になることは全くせず、文字通り人生をかけて自分の道を行く姿はある意味極道。作中で彼を慕う人が多くあるのも納得です。

あえて少し難癖をつけさせてもらうなら、11年も前の銃撃事件を今もみんながそんなに鮮明に覚えているとかあるんだろうかとは思いました。少し嫌な言い方ですが、そのレベルの嫌な事件なんて昨今では割と起こるレベルで、例えばいま、
「11年前に起きた一番大きな事件ってなんでしょう?」
って聞かれて即答できる人なんてほとんどいないと思う。好きだった店員女性だけならまだしも、その家族や一緒に撃たれて死んだ同僚の家族まで救済するなんて、さすがに出月がスーパーマンすぎる。

、、、というようなつまらない難癖もつけながら、しかしスカッとするクライムアクションでした。最後の兼高vs十朱の銃撃戦はまるでデビルメイクライの実写版のようでした。格好良かった。
TANTOさん [インターネット(邦画)] 9点(2023-02-07 18:54:18)
その他情報
作品のレビュー数 13件
作品の平均点 7.15点
作品の点数分布
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517.69%
617.69%
7753.85%
8323.08%
917.69%
1000.00%
作品の標準偏差 0.95
このレビューの偏差値 70.53
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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