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解夏 のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 解夏
製作国
上映時間113分
劇場公開日 2004-01-17
ジャンルドラマ,小説の映画化
レビュー情報
《ネタバレ》 オレ的に気になったのは映画冒頭のほうにちょくちょく入るSF的な視覚描写と、想像の生徒にいじめられるシーンでした。どちらもあんまり必要性は感じず、「何のためにこんなシーンを入れたんだ??」ってずっと?状態でした。でもそれ以外はとても良い!!邦画が下手にハリウッドの真似事をしようとするとこけますが、邦画が邦画の味をきちんと出そうとすればここまで良いものが出来るんだと再確認できました。いずれのシーンも、「今時こんなことあるかよ!」って思うようなものばかりなのですが、それだけにそういったことが当たり前だった時をとてもなつかしく思います。「解夏」としては楽しめなかったかもしれませんが、郷愁を感じる映画としては最高のものだったと自信をもって言えます。恋人のためなら当然と言わんばかりに直接会いに来る陽子、それに対して自分の怒りをぶつけて追い出してしまった陽子を同じように直接捜しに行く隆之。それも目が見えないにもかかわらず。東京と長崎ほどの距離をこんなふうに当たり前に直接会いに行くこの恋人達を見ながら、ほんの5分ぐらいの距離にいる友人とメールをしたり恋人とケンカをしても電話で済ませたりしてしまう自分が少し情けなくも感じました。「自分がなりたい自分」。それを見せてくれた映画だと思います。
TANTOさん 9点(2005-01-01 23:37:55)(良:2票)
その他情報
作品のレビュー数 62件
作品の平均点 5.42点
作品の点数分布
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223.23%
311.61%
41422.58%
52032.26%
61016.13%
71117.74%
800.00%
946.45%
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作品の標準偏差 1.52
このレビューの偏差値 65.51
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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