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血と骨 のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 血と骨
製作国
上映時間144分
劇場公開日 2004-11-06
ジャンルドラマ,犯罪もの,実話もの,小説の映画化,バイオレンス
レビュー情報
主人公をあそこまで色と欲の亡者に駆り立てたのは何だったのでしょうか。 描写されなかった青年期の生い立ちが暗い影を落とします。 何度も脱線しながらも機関車のように他をはき散らしてしぶとく猛烈に生きた主人公ですが、その「血と骨」の奥底では自分の死に場所を探していた様にも映ります。 どんなに辛い仕打ちを受けても貧しく行き場所の無い人間は、身が折れるまでそこで耐えるしかありません。 金俊平は、そんな時代の生んだ化け物だったのかも知れません。 どんな生き方を選んでも所詮諸行無常、選べるならば皆もっと楽に生きる道もあったはずです。 選べない時代の選べない人たちの哀歌。 かろうじて持ち合わせた愛情のかけらさえも人を傷つけるという悲惨。 苦しい映画でした。
Berettaさん [DVD(字幕)] 6点(2005-07-06 13:52:45)(良:4票)
その他情報
作品のレビュー数 84件
作品の平均点 5.92点
作品の点数分布
011.19%
122.38%
222.38%
311.19%
444.76%
51922.62%
62023.81%
72529.76%
889.52%
922.38%
1000.00%
作品の標準偏差 1.68
このレビューの偏差値 50.30
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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