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街の野獣(1950) のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 街の野獣(1950)
製作国
上映時間95分
劇場公開日 1954-10-15
ジャンルドラマ,モノクロ映画,犯罪もの,小説の映画化
レビュー情報
《ネタバレ》 ジュールス・ダッシン監督が赤狩り糞ブラックリストに載る直前で、撮影中止の憂き目に遭わぬようにとロンドンで撮ったという本作。 感動させられたダリル・F・ザナックの男気ある尽力に+1点。

見下げ果てた卑劣漢小悪党を演じたら右に出る者無しのリチャード・ウィドマークですが、小悪党ながら思い立った途端に後先考えずに突っ走る金に餓えた姿は哀れみも誘います。95分間に詰め込まれた彼と共に登場人物全員が破綻する起承転結に片時も目が離せません。別格ウィドマーク以外でMIPはロンドンプロレス興行を一手に牛耳るヤクザ演じるハーバート・ロム。敬愛していた生涯シュートマッチを愛した父親との別れのシーン(リプレイタイム)に鼻の奥がツーンとなり、彼の殺気に同意です「殺ってしまえ」
そこからラストまでの悪あがきぶりがウィドマークテイスト全開で演じ切る役者魂に喝采。
鑑賞理由が思い出せない掘り出し物の逸品はフィルムノワール屈指の傑作でした。
The Grey Heronさん [DVD(字幕)] 10点(2021-01-17 01:27:22)(良:1票)
その他情報
作品のレビュー数 6件
作品の平均点 8.83点
作品の点数分布
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作品の標準偏差 1.07
このレビューの偏差値 60.24
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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