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ロリータ(1962) のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 ロリータ(1962)
製作国
上映時間152分
劇場公開日 1962-09-22
ジャンルドラマ,モノクロ映画,ロマンス,小説の映画化,エロティック
レビュー情報
小悪魔さと理性の仮面の下で見え隠れする欲望。共にリメイク版の生々しさには遠く及ばず期待外れです。一方でロリータの母が注ぐ愛情はハンバート同様、籠の鳥を愛でるような歪さで、その痛々しさを体現しているシェリー・ウインタースの好演はリメイク版に優っていました。

【2018.5.8追記】
「ジョージー・ガール」鑑賞で本作が思い浮かび早速再見。
9年前にはジェームズ・メイソンのベルベットボイスを感じ取れず、キャストの中で記憶に残らぬ人だった(あ~不覚!)
母の死を知り「独りにしないで」と泣くロリータを抱っこするシーンが当時の映倫(?)上の限界だったと思われる事を差し引いても、欲望の生々しさでは今回もジェレミー・アイアンズには及ばない。しかし、泣きながらお金を渡すシーンに象徴される情けなさ、憐れさは、どのような人物でも生真面目に全力を尽くして表現するジェームズ・メイソンが断然上回る。
裏切れば裏切られる、どれだけ愛されても愛せない、どれだけ愛しても愛されない。この世の摂理を改めて実感させられた次第。
前回より2点上積み。
The Grey Heronさん [DVD(字幕)] 7点(2009-10-05 23:59:13)
その他情報
作品のレビュー数 78件
作品の平均点 6.19点
作品の点数分布
011.28%
100.00%
200.00%
333.85%
4911.54%
51012.82%
62228.21%
71823.08%
878.97%
967.69%
1022.56%
作品の標準偏差 1.75
このレビューの偏差値 52.65
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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