Menu
 > 作品
 > ワ行
 > ワン・ツー・スリー/ラブハント作戦
 > The Grey Heronさんのレビュー
ワン・ツー・スリー/ラブハント作戦 のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 ワン・ツー・スリー/ラブハント作戦
製作国
上映時間108分
劇場公開日 1962-03-21
ジャンルコメディ,モノクロ映画,戯曲(舞台劇)の映画化
レビュー情報
ベルリンの壁建設ドンピシャのタイミングで作られた本作でのビリー・ワイルダー監督が東側と西側陣営に向ける冷ややかな視線は真骨頂。監督特有のユーモア部分のまろやかというかマッタリしたところが感じられなかったのはジェームズ・キャグニーの存在に依るところが大かと。
出世欲に取り憑かれたコカコーラ西ベルリン支社長を演ずるキャグニーは、お顔体型共に62歳相応にふっくらしているものの、台詞回しと眼力は往年と変わりなく、超ハイテンショントークでの出ずっぱりな姿に感動しきり。いやぁ物凄かった。
半切りのグレープフルーツを手にするのに「民衆の敵」の迷?シーンが蘇ります。
キャグニーに合わせて他のキャストもキビキビしており、展開も超怒濤、剣の舞が更に拍車をかける。
結末のオチがこれまた素晴らしい。キャグニーのホロリとした直後のコーラを手にして「シュレマーァァァァァ」は最高!!!
惜しかったのはホルスト・ブッフホルツ演ずるオットーで、肩に力が入り、過ぎたるは及ばざるがごとし、だったところが-0.1点。
壁封鎖のタイミングの良さで当時はヒットしなくて後年に再評価を受けたという本作は、ドタバタコメディとしてワイルダー作品としてキャグニー出演作として紛れも無い傑作です。
The Grey Heronさん [DVD(字幕)] 9点(2024-05-27 01:14:29)(良:1票)
その他情報
作品のレビュー数 13件
作品の平均点 6.85点
作品の点数分布
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
400.00%
5215.38%
6323.08%
7538.46%
817.69%
9215.38%
1000.00%
作品の標準偏差 1.23
このレビューの偏差値 64.22
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
ワン・ツー・スリー/ラブハント作戦のレビュー一覧を見る


© 1997 JTNEWS