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ケープ・フィアー のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 ケープ・フィアー
製作国
上映時間128分
劇場公開日 1991-12-21
ジャンルホラー,サスペンス,犯罪もの,ミステリー,リメイク,小説の映画化
レビュー情報
私は格段にマーティン・スコセッシに点が甘い。というかほとんど盲信していると言ってよい。だからこの点数も大幅に割り引いて考えてもらった方がいい。何しろスコセッシのやることなら、大抵のことは許せてしまうんだからこの作品ももちろん傑作だ。しかし主演がデ・ニーロ、周りを固めているのがニック・ノルティにジェシカ・ラング、子役がジュリエット・ルイスというのはいくらなんでも濃すぎるんじゃないだろうか。まるでコテコテのお好み焼きとクリームたっぷりのパスタ、天ぷらとうなぎをまとめて出されたみたいである。果たしてこんなんで本当に映画になるのか、と危ぶんで見れば不思議なことにちゃんと映画になっているからスコセッシって凄い。さりげなく脇役で登場するのがロバート・ミッチャムにグレゴリー・ペックって、このキャスティングの物凄さはもうほとんどお笑いの領域に達している。普通、デ・ニーロ主演っていうだけで充分濃いと思うが。内容的にはどの監督も一度は手を出してしまう魅惑のジャンル、ヒッチコック万歳映画なんだけど、やはりスコセッシ/デ・ニーロ組だからそれなりに泥臭くはなっている。どちらかというとストーリーにのめり込むよりは配役の妙に口をぱくぱくさせているうちに終わってしまういろんな意味でかなり物凄い映画。でも楽しいし一見の価値はあると思う。私は好き。
anemoneさん 9点(2004-09-06 02:07:01)
その他情報
作品のレビュー数 153件
作品の平均点 6.25点
作品の点数分布
000.00%
110.65%
221.31%
353.27%
474.58%
52616.99%
64428.76%
73925.49%
82013.07%
985.23%
1010.65%
作品の標準偏差 1.52
このレビューの偏差値 61.90
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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