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ファイナル・デスティネーション のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 ファイナル・デスティネーション
製作国
上映時間98分
劇場公開日 2001-01-20
ジャンルドラマ,ホラー,サスペンス,シリーズもの,ミステリー,オカルト映画
レビュー情報
80年代には既にコメディの一分野であると誰もが諦めたジュヴナイル・ホラーを、今さら真正直に、キチンと真剣に作ったという点で非常に評価できる作品。スター不在、低予算、見る前から概ね予測のついているストーリーという悪条件に屈せず、一つ一つの惨殺シーンを非常に丁寧に、テレもケレンもなく作り上げているあたりに作り手の誠意が感じられる。物語の引鉄となる空港での飛行機炎上シーンの迫力は、このスケールではちょっと予想外の出来にド肝を抜かれた。予算配分さえ間違えなければ、この程度の予算でも充分迫力のあるシーンは作れるという良い手本。スターかくし芸大会的な作品に無駄金を投じているハリウッドの製作陣は、思いっきり反省する必要があるだろう。ストーリーは、たまたま飛行機事故を予知してしまい、搭乗を拒否した高校生たちが、死の予定をキャンセルしてしまったために死神から一人ずつ命を狙われるというもの。ジェイソンやフレディによる虐殺劇の無意味さにかなりうんざりしていた観客にとって、いかにウソっぽかろうと、とりあえずお膳立てとしての「殺される理由」を与えてくれたところも生真面目な印象を与えるのに役立っている。やればできるじゃん、と思ったホラーファンは、案外少なくないのではないだろうか。
anemoneさん 9点(2003-12-03 22:58:15)(良:2票)
その他情報
作品のレビュー数 256件
作品の平均点 6.79点
作品の点数分布
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66023.44%
78031.25%
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9249.38%
1072.73%
作品の標準偏差 1.45
このレビューの偏差値 60.47
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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