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愛しすぎて/詩人の妻 のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 愛しすぎて/詩人の妻
製作国
上映時間125分
劇場公開日 1995-05-27
ジャンルドラマ,歴史もの,ロマンス,戯曲(舞台劇)の映画化
レビュー情報
実録ドラマシリーズ(と個人的に名づけているジャンルなのであるが)としては意外と格調を保っており出来は良い方ではないかと思う。ミュージカル「キャッツ」などの作者として名高いT.S.エリオットと、その妻ヴィヴィアンの数十年に渡る異様な結婚生活を描き、日本人としては思わず「智恵子抄」を思い出さざるを得ない内容。結婚前から精神を病んでいたヴィヴィアンと、結婚生活を維持しようと無理な努力を重ねる痛いトムの純情は、この不幸が彼を立派な作家へと育てたのね、という説得力に溢れている。イギリスの田園地帯を舞台とした美しい映像、衣装やセット、いかにもな雰囲気一発モノではあるが普通に覗き見趣味を満足させてくれる。マゾっけたっぷりなウィレム・デフォーの「痛い」個性が際立つ一篇。ミランダ・リチャードソンの狂った眼差しは上手い。オトナがなんちゃってな格調高い雰囲気を欲した時には、こういう作品もいいんじゃないかと。
anemoneさん 8点(2003-11-29 13:08:21)
その他情報
作品のレビュー数 2件
作品の平均点 6.50点
作品の点数分布
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作品の標準偏差 1.50
このレビューの偏差値 56.67
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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