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永遠と一日 のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 永遠と一日
製作国ギリシア,仏,伊
上映時間134分
ジャンルドラマ
レビュー情報
永遠とは全てを包括し総括した絶対的な概念であるはずなのに、同時に絶望的に曖昧で不確定で、具体に寄らない卑怯で狡猾な逃げの表現でもある。永遠とは不確定と不毛と矛盾の総体だと思う。永遠というプログラムには脆弱性があって、それを埋めてくれるアップデートはないのです。老人の最後の一日。永遠の通過点の1つに過ぎない一日。だけれど時に、極度に限定された一日の質量は永遠のそれに匹敵するのだ、とこの映画は提示する。それは厳しく優しい矛盾、永遠が持つ脆弱性でした。老人の最後の一日、だけれどそこには紛れもない永遠がありました。優しく穏やかな「永遠」という澄んだ混沌がありました。
ひのとさん 8点(2004-11-21 12:03:28)
その他情報
作品のレビュー数 33件
作品の平均点 6.30点
作品の点数分布
013.03%
113.03%
213.03%
326.06%
426.06%
5515.15%
639.09%
7515.15%
8721.21%
939.09%
1039.09%
作品の標準偏差 2.54
このレビューの偏差値 52.63
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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