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座頭市関所破り のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 座頭市関所破り
製作国
上映時間86分
劇場公開日 1964-12-30
ジャンルアクション,時代劇,シリーズもの,小説の映画化
レビュー情報
見どころは平幹二朗との一騎打ちのシーンでしょうか。勝負自体はあっさり終わりますが、さすがに空気がピンと張り詰めて迫力がありました。除夜の鐘を聞きながら、というのがまた渋い。
他は相変わらず。悪代官と悪名主みたいなヤツが結託して庶民をいじめ、悪党一派が賭場を開き、結局は座頭市にすべて掃除されて終わり。やっていることは毎回同じです。
しかし、同シリーズを何本か見て思いました。最大の見どころはオーラスのワンカット、夕暮れに1人で佇む座頭市の姿なんじゃないかと。大勢を救っているのに誰からも見送られず、ヒロインさえも登場せず、ただ消え去るのみ。その寂寥感が心に沁みます。ほぼ同時代に観客動員数を競ったであろう「男はつらいよ」の場合、オーラスは常にハレの日の明るい昼間、威勢のいいテキ屋のシーンでした。この対照性がなかなか面白いかなと。
眉山さん [CS・衛星(邦画)] 6点(2020-09-11 04:47:52)
その他情報
作品のレビュー数 10件
作品の平均点 6.80点
作品の点数分布
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作品の標準偏差 0.60
このレビューの偏差値 27.78
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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