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近松物語 のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 近松物語
製作国
上映時間100分
劇場公開日 1954-11-23
ジャンルドラマ,ラブストーリー,時代劇,モノクロ映画,戯曲(舞台劇)の映画化
レビュー情報
《ネタバレ》 ストーリーの暗さと長谷川一夫のねっとりした感じがどうも許せないけれど、映像作品としてはすごい力を持っている。どのシーンでも奥行きを持たせた画が絵画のようで、琵琶湖の心中や竹藪のシーンは、植物のしなやかな美しさが最大限に引き出されていた。鈴を転がすような声の香川京子、おきゃんっぽい南田洋子も適役。どこかあざとい男衆もいい顔してる。でも長谷川一夫だけは浮いて見えた。主役が浮くとは…。物語は、成り行きで行動を共にした二人が恋の魔物に取り憑かれて昇天していく話。こういう話で町人の涙を搾り取るのが江戸時代のストーリーテラーの仕事だから、暗さに文句を言っても仕方ないが、まあなんと周りの人間の勝手なこと。そしてそれを突き抜けて進む二人の恐ろしい姿。だけどやっぱり長谷川一夫がなぁ。
のはらさん [映画館(邦画)] 7点(2007-03-26 22:43:23)(良:2票)
その他情報
作品のレビュー数 57件
作品の平均点 8.09点
作品の点数分布
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635.26%
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81221.05%
91221.05%
101526.32%
作品の標準偏差 1.79
このレビューの偏差値 46.60
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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