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25時(2002) のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 25時(2002)
製作国
上映時間136分
劇場公開日 2004-01-24
ジャンルドラマ,犯罪もの,小説の映画化
レビュー情報
《ネタバレ》 優しい映画だなあ、そう思いました。スパイク・リーがどこまでも優しくニューヨークを見つめながらモニターの前で座ってる感じがして、なんだか切なくなりました。鏡の前でノートンがニューヨークという街自体に、罵詈雑言を叩き付けるシーンがなんとも切なくてやるせなくて、愛情に溢れてて、たまらないです。自分をここまで育ててくれた街に、自分ならここまで想いをぶつけられるだろうか、そんな風に思いました。あのシーンと、友人二人のグランドゼロを見つめながらの長回しが、この映画の肝だった気がします。最後の最後で、本当はそうありたかったはずのアメリカが限りなく美しく描かれます。でもそれであぶり出されるのは、力に満ちあふれてるからこそ、その力の使い方を見いだせずにもがいてるほんとのアメリカなんでしょう。傲慢なこともほんとはわかってる、でも傷ついてることを誰かにわかっていて欲しい。永遠に傷ついてしまったニューヨークという街の正直な叫び。スパイク・リーはとても正直な立ち位置に立ててるなあ、この場所から声を発し続けて欲しいなあ、そこから発する声はきっと世界に届いて行くんだろうなあ、そう、思いました。
amさん 8点(2004-03-28 02:02:52)
その他情報
作品のレビュー数 104件
作品の平均点 6.13点
作品の点数分布
000.00%
121.92%
232.88%
376.73%
41312.50%
51211.54%
61514.42%
72524.04%
81413.46%
9109.62%
1032.88%
作品の標準偏差 2.06
このレビューの偏差値 54.39
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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