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杏っ子 のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 杏っ子
製作国
上映時間110分
劇場公開日 1958-05-13
ジャンルドラマ,モノクロ映画,小説の映画化
レビュー情報
《ネタバレ》 口元にやたら野卑な雰囲気が漂う木村功さんって、誰かに似てる誰かに似てるって、ずっと思いながら観てました。鑑賞後、よく脇役でドラマに出てる相島一之さんに似てることが解り自己解決。それにしても、ホント暗い暗い映画でした。他の女優さんにない香川京子独特の持ち味である「まるで彼女の周囲2メートル四方に高原の風が吹いている」ような清冽な魅力が、この映画ではあまり発揮されていない。せっかく舞台も箱根仙石原高原あたり、絶好のロケーションのはずなのに。当時の社会事情から鑑みても、このヒロインに「離婚」という選択肢はなかったんでしょうか?ダンナに三行半を突き付けて、颯爽と最後は自立していくヒロイン像を香川さんで観たかった。このままズルズルと元の生活に戻っていくのではあまりに救いがない。演出もガッチリ力のこもった作品ではあるが、登場人物に共感が湧かないので高評価は出来かねる。香川さんの成瀬作品の単独主演ものってこの作品だけなのが残念。『驟雨』や『稲妻』、準主役か脇役で出た作品は良いんだけどな~。『池袋文芸坐成瀬巳喜男特集』にて鑑賞。
放浪紳士チャーリーさん [映画館(邦画)] 6点(2016-09-08 22:49:47)
その他情報
作品のレビュー数 5件
作品の平均点 6.80点
作品の点数分布
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作品の標準偏差 0.75
このレビューの偏差値 35.71
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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