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17歳のカルテ のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 17歳のカルテ
製作国米,独
上映時間127分
劇場公開日 2000-09-02
ジャンルドラマ,医学もの,青春もの,実話もの,伝記もの,小説の映画化
レビュー情報
《ネタバレ》 「現実はおかしい?そんなの当たり前でしょ。それより、あなたはここ(精神病院の中)と外(現実の世界)とどっちがいいの?どっちも狂っているけど、ここより外が良いと思うなら、出られる努力をしなさい」…と看護士のウーピー・ゴールドバーグは言いたかったのだと思うし、それがこの映画のテーマなのだと思う。精神病の話に見えて、誰もが思春期に持つ「現実への幻滅・現実逃避」という悩みを取り上げているのだ。病院の中の少女達は、「彼女たちのほとんどは70年代になると病院を出た」という台詞からわかるように、いわゆる精神病患者ではない。皆、現実から逃げて病院に引きこもっているだけのだ。特に思春期に陥りがちな問題を取り上げ、「前向きな努力」という回答を与えているという点で、原タイトル「Girl,Interrupted……中断された少女(時代)?」」を「17歳のカルテ」に変えたセンスは素晴らしい。でも「現実は嫌」「だけど努力しなきゃ」と思うのは何歳になっても変わらないだろう。だから、全ての人に、特にいま現実で辛い想いをしている人に、この映画をお勧めしたい。
IKEKOさん 8点(2004-01-16 23:00:25)(良:5票)
その他情報
作品のレビュー数 260件
作品の平均点 6.99点
作品の点数分布
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120.77%
210.38%
331.15%
493.46%
53111.92%
64517.31%
76926.54%
85822.31%
9238.85%
10197.31%
作品の標準偏差 1.66
このレビューの偏差値 53.66
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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