Menu
 > 作品
 > チ行
 > チップス先生さようなら(1939)
 > A.O.Dさんのレビュー
チップス先生さようなら(1939) のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 チップス先生さようなら(1939)
製作国
上映時間114分
ジャンルドラマ,戦争もの,モノクロ映画,ファミリー,学園もの,ロマンス,小説の映画化
レビュー情報
一人の老教師の愛に満ちた波乱万丈の人生を描いた名作ファミリー・ヒューマンドラマ。とにかく言いたいことは"素晴らしい"の一言なのだが、それだけでは物足りないのでもう少し書きます。「チップス先生さようなら」はジェームズ・ヒルトン原作で、1969年にもリメイクされているが(ドラマもあわせれば3回。しかしドラマは未見)、どちらかを選べと言われたら個人的にはこちらを選ぶ。それはなぜかと言うと、まず、こちらのほうが原作に近いということがある。キャサリンとの出会いからの恋愛部分をあまり濃くしないことによって、原作で伝えたかったことが焦点がぶれることなくダイレクトに伝わってくる。それともう一つは、ロバート・ドーナットの味のある素晴らしい演技。1939年といえば、「風と共に去りぬ」を始め、多くの良作に恵まれた年、そんな年に全ての作品を抑えて「チップス先生さようなら」のロバート・ドーナットが主演男優賞を受賞したのだ。とにかくチップス先生役はこの人しかいない(と、個人的には思っている)。時代の波に押し流されそうになっても、頑固者と言われたとしても自分の信念を貫き通し、伝統と美しいものを見て素直に感動する豊かな心"情操"を教え続けたチップス先生。今の時代にもこういう先生が必要だと思う。
A.O.Dさん 8点(2005-02-04 20:57:38)
その他情報
作品のレビュー数 8件
作品の平均点 8.12点
作品の点数分布
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
400.00%
500.00%
600.00%
7225.00%
8337.50%
9337.50%
1000.00%
作品の標準偏差 0.78
このレビューの偏差値 47.95
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
チップス先生さようなら(1939)のレビュー一覧を見る


© 1997 JTNEWS