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呪怨2 (2003) のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 呪怨2 (2003)
製作国
上映時間92分
劇場公開日 2003-08-23
ジャンルホラー,サスペンス,シリーズもの,オムニバス,オカルト映画
レビュー情報
《ネタバレ》 伽耶子が襲ってきても、なんとか勝てそうな気がする。かくかくしてて、弱そう。  なので別に怖くはなかったのだが、ストーリー的には案外面白かった。首吊りのエピソードは都市伝説かなんかにありそうだけど、それにしてもよくできている。夢(?)と現実を行き来するエピソードは普通は観客だけは冷静になってしまうものなのに、観客も混乱してしまう。意図的なのかどうかは知らないが、登場人物の気持ちがわかっていいと思う。  インタビューで監督が今回の目的は女性を怖がらせること、裏テーマは母性、と話していた。確かにいきなり流産してしまう冒頭からして、少なくとも妊娠している女性には見せたくないと思わせる。『呪怨』シリーズってどの死も理不尽そのもので、何の罪もない人々が邪悪なものに次々と殺されていく。この点、血や内臓の量とかじゃなくて、「残酷」だ。この悪意に満ちた感じがこのシリーズの怖さだと思う。  だからラストで酒井法子が差し伸べる手は、たいして意味がないはずなのに、救われた気持ちになった。巨大な悪意のなかに射した、一条の光。ラストは恐怖が終わらないことを暗示するセオリー通りのようでいて、もしかしたら逆に希望を示しているのかもしれない。安らぐような光のなかで、伽耶子の憎しみはやわらぎ始めたようにも見えた。
no oneさん [DVD(字幕)] 7点(2005-09-30 12:26:02)
その他情報
作品のレビュー数 72件
作品の平均点 4.68点
作品の点数分布
011.39%
168.33%
245.56%
368.33%
41419.44%
51825.00%
6811.11%
71013.89%
845.56%
911.39%
1000.00%
作品の標準偏差 2.00
このレビューの偏差値 55.81
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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