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クレイマー、クレイマー のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 クレイマー、クレイマー
製作国
上映時間105分
劇場公開日 1980-04-05
ジャンルドラマ,法廷もの,ファミリー,小説の映画化
レビュー情報
男の子育て、女性の自立、養育権を巡る裁判、当時の社会には相当新鮮であったのではないか、ある意味意外と社会派の映画と言ってもいいかもしれない。
父と子が喧嘩した後、母親が出て行った理由をベッド脇で語るシーンが特に良かった。
作れなかったフレンチトーストを手際よく作れるようになった姿に二人で過ごした時間の苦労の重みを感じる。
メリルの型にはめられ、居場所をなくし精神的に追い詰められていった想いもよく描けているし、家庭を顧みなかったホフマンが息子と過ごす時間の大切さや息子を愛する気持ちを改めて知り、そして妻と向き合い、妻の苦悩を感じ、自分とも最終的に向き合うことができたのではないか。
裁判にはアメリカらしさを感じながらも、勝利者がいない不毛な争いにやりきれない思いを感じる。
ラストのメリルの心変わりには唐突な思いを感じたが、友人の女性がよりを戻したという前振りがあったから、将来的にあの三人が笑顔を取り戻して仲良く公園で遊べる日が来るかもしれないという希望も伝わった。
この映画で感じたことは、父親と母親の争いの一番苦しい思いをする被害者は子どもなんだなということだ。
六本木ソルジャーさん 7点(2004-06-11 21:55:53)
その他情報
作品のレビュー数 309件
作品の平均点 7.71点
作品の点数分布
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6258.09%
77022.65%
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103511.33%
作品の標準偏差 1.56
このレビューの偏差値 47.07
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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