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卒業(1967) のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 卒業(1967)
製作国
上映時間105分
劇場公開日 1968-06-08
ジャンルドラマ,ラブストーリー,コメディ,青春もの,小説の映画化
レビュー情報
《ネタバレ》 あまりに有名なラストシーンを知っていたがために、純粋な意味では楽しめなかったのが残念。ただ、最後のダスティン・ホフマンのあの表情、笑おうと思っていても笑えないあの微妙な表情をどう解釈するか、でしょうね。直接的にせよ、間接的にせよ、その原因を作ったロビンソン夫人。彼女にはもう少し掘り下げが必要だったと思います。あれでは彼女は「人間」というより、話を進めるための「道具」、つまり狂言回しですよね。前半での芸術云々の話とか、もうちょっと拾っても良かったんじゃないでしょうか。もしくは夫人を「道具」と割り切るなら、ヒロインであるエレーンの描写を増やすとか。ただ、そうなると互いに愛情を抱く理由が明示されることになり、ラストでのあの表情には結びつかないんですよね。互いの事をあまり知らず、若さと情熱にひた走った結果があのシーンなのでしょうから。…難しいですね。Mrs.Robinsonはロビンソン夫人を踏まえると、どうも曲調がミスマッチな感じもしますが、The sound of silenceとともに始まるオープニングシーンは出色。
虚学図書之介さん 7点(2004-05-04 14:59:31)
その他情報
作品のレビュー数 182件
作品の平均点 6.41点
作品の点数分布
031.65%
121.10%
263.30%
342.20%
4147.69%
52212.09%
63117.03%
74625.27%
83318.13%
984.40%
10137.14%
作品の標準偏差 2.09
このレビューの偏差値 51.36
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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