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《ネタバレ》 妻があの人形が変だと言っているのに、気のせいだと取り合わない夫といい、人形がおぶさってきたり、襲ってきたのに気のせいと語る義母。(そもそも何で嫁に突然お焚き上げを薦めたのか?)
医療関係者は主人公がメンタルの病気だと疑わないし、刑事は主人公の言う事を信じない上、小ばかにして取り合わない。そして、事実を追求する過程で真実に近づくことになり、簡単にやられるので全く頼りにならない。(のだが、今回、安田顕が演じていたので少し期待したけど…やっぱりダメだった。) また、登場する霊能力関係者はいつも中途半端で、最後は主人公夫婦に丸投げ。(釘踏んだかもしれないけど、そこでのリタイヤは早すぎないか?無責任!) これらの「ホラー映画あるある」満載で、ある意味王道を突き進む本作だったが、夫婦で墓を探しに島に渡ったあたりから話がおかしくなる。 ラストの後どんでん返しで明かされる結末は、はっきり言って意味不明。どこでどうしたらそうなるの? ラストも「?」だったのに、結末で「???」となる。せっかく丁寧に破綻なく話が積み上げられていたのに残念。 この結末のイメージだけが先に固まって(決まって)いて、それ以外は後付けだったのか、ラストに向かった怒濤の展開から、この結末は無理やり感が半端ない。あえてもう一回言うと、何でそうなるの? あと、引きで上空から映る島の丘の上のお墓(3つ)は、埋め方が異常に浅すぎるし、目的の墓は地面に蓋を置いただけのもので、チョット手抜き過ぎではないか。しらけるので、こういう点もきちんと作ってほしい。 それから特筆すべきは、お焚き上げのお坊さんたちは、実力不足(専門家でない?)だったため、あのままだったら大惨事になっていたかもしれないので、人形をパクったお坊さん(今野)は、大勢の命を救った影のヒーローかもしれない。 【リニア】さん [映画館(邦画)] 5点(2025-06-15 01:48:52)(良:1票)
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