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《ネタバレ》 ただ者ではない羊飼いのアンソニー・クインと、ナチスから逃れるために国境を目指す家族、
少人数でナチスの追手と、冬のピレネー超えに挑む戦争アクションサスペンス。 J・リー・トンプソンは「ナバロンの要塞」でも山あり谷あり悪天候ありのアドベンチャー要素を盛り込み、 少数精鋭でナチスに立ち向かうということをやっていますが、本作は少数精鋭とはいきません。 しかし国境の検問所ではあり得ないレベルの結構な無茶をやっていたりします。 アンソニー・クインの寡黙だが、ただ者ではないぶりが際立つ一方でナチスから逃れる家族、 特にジェームズ・メイソンの存在感がほとんど無いのが勿体ない。むしろ娘の方が健闘している印象すら与える。 追われる彼らと、彼らを追うナチス。 冒頭の隠れ家からの脱出、駅から列車、そして雪のピレネーと、 両者の間にあまり距離を与えず、すぐ近くにいるという距離感は良かったです。 彼らを執拗に追いかけるSS大尉役のマルコム・マクドウェルのこっちが主役か?と思えるほどの強烈な存在感は凄かった。 なお、邦題に関しては「ザ・パッセージ/ピレネー突破口」というのが一般的なようです。 【とらや】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2025-06-05 17:36:02)《新規》
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