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クワイエットルームにようこそ のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 クワイエットルームにようこそ
製作国
上映時間118分
劇場公開日 2007-10-20
ジャンルドラマ,コメディ,医学もの,小説の映画化
レビュー情報
内田有紀と蒼井優の存在感はものすごい。内容も深い。逆説的ではあるが、この映画のもっとも深い洞察は主人公の友人、栗田が閉鎖病棟を評したセリフに現れる。「こんなに人がいるのに、こんなに孤独な場所ってほかにないもの」実は、この台詞を発した時点で、栗田の精神の脆さが表れている。本当は、「閉鎖病棟よりも現実の世界のほうが孤独である」と感じる精神のほうが強いからだ。現実を生き抜くということは、ある種の人にとっては、それだけ大変なことなのだとこの映画は教えてくれる。たぶん、それを軽いテイストで描いているところが映画としては焦点ぼけな感も否めないが、あまりに重大なことは深刻な口調で語ることすらできないという感覚は分からなくもない。とてもいい作品だと思う。
wunderlichさん [映画館(邦画)] 8点(2008-05-06 19:54:07)
その他情報
作品のレビュー数 54件
作品の平均点 6.61点
作品の点数分布
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211.85%
311.85%
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5611.11%
61120.37%
71935.19%
8611.11%
9712.96%
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作品の標準偏差 1.54
このレビューの偏差値 55.82
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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