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死の接吻(1947) のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 死の接吻(1947)
製作国
上映時間98分
劇場公開日 1952-09-17
ジャンルドラマ,サスペンス,モノクロ映画,犯罪もの,ヤクザ・マフィア
レビュー情報
カーテンのライン、柱といった垂直のラインを多用して人物を狭所に配置し、夜の闇と人物の影によって黒の領域を大きくとった画面設計。そこに周囲の雑音を無音レベルまで消した録音効果が組み合わさり、息詰まるような焦燥感と切迫感が生まれている。その効果は序盤の高層ビルエレベーター内の場面、リチャード・ウィドマークがカーテンの隙間から目を光らせるレストランの場面、そのレストランの外で主人公ヴィクター・マチュアを待ち受ける黒塗り車の場面において絶大である。その異常な静けさが緊張を最高度に高めている。後半、ヴィクター・マチュアが裏切り者として狙われる側となってからの展開は特にサスペンス感に溢れ画面から目が離せない。これがデビュー作となるリチャード・ウィドマークの悪役像も強烈な印象度だ。
ユーカラさん [DVD(字幕)] 8点(2009-03-20 21:00:22)
その他情報
作品のレビュー数 2件
作品の平均点 8.00点
作品の点数分布
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作品の標準偏差 0.00
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