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ALWAYS 三丁目の夕日‘64 のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 ALWAYS 三丁目の夕日‘64
製作国
上映時間142分
劇場公開日 2012-01-21
ジャンルドラマ,コメディ,シリーズもの,ファミリー,漫画の映画化,3D映画
レビュー情報
例によってあれもこれもとエピソードを詰め込んでいるのだが、出産も独り立ちも嫁入りもその型通りな展開がある程度中途から見越せてしまう以上、台詞やアクションを介してリズミカルにシーンを繋いでいくような岡本的あるいは成瀬的な場面転換の工夫が欲しい。
二家族のエピソードの交互羅列は、先読みが容易なだけに尚更映画を冗長にしてしまっているが、反面、3Dカメラの機動性の悪さも幸いしてか2作目のような欠点も目立たず、ロングテイク中心に芝居や列車の情景などをじっくり撮るフィクスショット主体の落ち着いた撮影が安定感を醸している。

そして、シリーズに一貫している接触と授受の演出も控えめながらいい。
堀北真希の左腕を看る森山未來。彼の鼻血のついたチリ紙を厭わず握りしめる堀北の細やかな動作に垣間見せる人間性。
縁側で堤真一の左腕に手を重ね、嫁ぐ堀北の首にネックレスを掛けてやる薬師丸ひろ子の柔和な魅力。
小清水一輝の頭をたびたび小突く堤真一の不器用ぶり。
須賀健太の胸ポケットに万年筆を差し込む吉岡秀隆の仕草。

同じく作品では仰ぎ見ることが貫かれる。

空を見上げる人々の表情の記念写真風ショットもやはりシリーズのトレードマークとして清々しい。
ユーカラさん [映画館(邦画)] 6点(2012-02-05 16:29:06)
その他情報
作品のレビュー数 65件
作品の平均点 6.78点
作品の点数分布
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311.54%
423.08%
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61421.54%
71320.00%
81726.15%
969.23%
1011.54%
作品の標準偏差 1.46
このレビューの偏差値 46.33
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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