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裏切りの街角(1949) のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 裏切りの街角(1949)
製作国
上映時間87分
ジャンルサスペンス,モノクロ映画,犯罪もの,小説の映画化
レビュー情報
《ネタバレ》 しかるべき見所の数々はまぶぜ氏が以下に具体的に一通り挙げられているのだが、
とりわけ特徴的なのはやはり縦構図の効果的な取り方だろうか。
バーの長いカウンターが形づくる鋭角的なラインや、現金輸送車の出入りスペースと手前の控室との組み合わせ、駅の売店越しに佇むイヴォンヌ・
ダ・カーロなど、深い奥行きを構成して人物の相関を示し、ドラマに緊張をもたらしている。
単なるエキストラに見えた一通行人が、ふと違和感のある動きをする。後にその人物が意味あるキャラクターとして登場してくるという巧さ。
病院のベッドに固定され、身動き出来ないバート・ランカスターが鏡を使って死角である病院廊下を覗く。
そこに映った、ソファに座っている男。その距離感、鏡面の歪みが生みだすサスペンス感が堪らない。

ドラマ上の必然からレイアウトされた厳密な構図の数々に魅入る。
ユーカラさん [DVD(字幕なし「原語」)] 9点(2016-12-11 23:47:22)
その他情報
作品のレビュー数 2件
作品の平均点 9.50点
作品の点数分布
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作品の標準偏差 0.50
このレビューの偏差値 30.00
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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