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ジキル&ハイド のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 ジキル&ハイド
製作国
上映時間108分
ジャンルドラマ,サスペンス,小説の映画化
レビュー情報
才気ある変人アーティストの傍らに共鳴する女使用人がかしずく構図(「真珠の耳飾りの少女」「クイルズ」「敬愛なるヴェートーベン」etc)は好みのテイスト。 スティーブンソンのオリジナルでは外部の弁護士のものであった視点を内部の人間であるメイドに変え、身近に「2人」を観察できるようにしている。 霧深きロンドンを徘徊する分裂した魂と、心身ともに古傷の疼きが癒えぬメアリーの組み合わせは魅力あるもの。 隠れた放蕩者であるジキルが、人目を気にすることなく忌まわしい遊びに耽溺するため解放したはずだったハイドに凌駕されていくのは興味深く、「変身」はグロテスクでも斬新な試み。 正規な「ジキルとハイド」からは外れるが、これはこれで非常に面白いと思う。 マルコヴィッチとロバーツもそれぞれ役に嵌っており、階段教室のセットが舞台装置に似た雰囲気を醸し出す。
レインさん [CS・衛星(字幕)] 7点(2009-05-04 05:56:15)
その他情報
作品のレビュー数 38件
作品の平均点 4.55点
作品の点数分布
000.00%
112.63%
2513.16%
3923.68%
4513.16%
5513.16%
6513.16%
7410.53%
8410.53%
900.00%
1000.00%
作品の標準偏差 2.00
このレビューの偏差値 56.14
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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