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劇場版 あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。 のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 劇場版 あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。
製作国
上映時間99分
劇場公開日 2013-08-31
ジャンルドラマ,アニメ,青春もの,TVの映画化
レビュー情報
《ネタバレ》 ◆泣けると評判なので、涙もろい自分が挑戦してみた。原作に関しての知識は皆無の状態。知っていたのは、タイトルが長いと言う事、幼なじみが不慮の死を遂げたが幽霊として帰ってきた、と言う事くらい。フライヤーに書いてある事レベルの知識で挑戦してみた。◆基本テレビ版の再編と言う事らしいが、初見の人間にはかなり想像力で補う点が多く、泣けそうなシーケンスであっても、中々入り込めなかった。とくに、ゆきあつの『女装ラン』は重要なエピソードだと想像できるが、一見の自分にはどん引き。ほかにも「あなる」と「つるこ」のケンカも経緯が分からずぽかーん。もっと上手い見せ方はなかったのだろうか。◆全体で11話、260分のエピソードに新規エピソードを加えて99分は尺として少し短かったのでは。もう少し上手く整理して欲しい気も。◆しかしながら、泣かせテクは中々のモノで、『secretbase』で攻めるのは反則技かと。自分はここで陥落。ハンカチ必須になってしまった。◆音楽の使い方や絵の書き込みの上手さは本当に見事。ちなみに音楽担当のREMEDIOSは80年代に松任谷夫妻のプロデュースでデビューした麗美の事。その名前を聞いて驚くとともに、音楽の良さに納得。絵の美しさも近年の作品の中でも写実的で良くできている。秩父の町並みの美しさも現地に行きたくなるような美しさで、秩父が賑わったのも分かる。現実の町も潤わせているようで、実に幸せなコラボと言える。◆ただ、現実の商品を作品に取り込む「プロダクトプレイスメント」の中途半端さは良くない。やるなら完全に許諾を得る、許諾のないものは出さないくらいの覚悟は欲しい。プロデューサーのインタビューで「信用ある商品が出てくることでこの作品に市民権を得させたい」と記されていたが、それなら許諾のない品物を一部もじって出すのは、許諾しなかった会社の名誉を逆に汚す事にはならないか。特に、テレビ放映時点から時間が経ち、劇場版を作るなら、調整を行い作品に手を入れる時間はあったのでは。数点のモノがニセモノと分かったが、現存するモノと混ざるのは強烈な違和感がある。ものすごい『惜しい感』が漂ってしまった。◆オリジナル作品と言う事で、その心意気は評価するが、細部の詰めの甘さが本当に惜しい。一度テレビ版を通して見ると評価が変わるかもしれないが、劇場版初見としてはこの点数にとどまる。決して悪い作品ではないのだが…。
ばびぃさん [映画館(邦画)] 5点(2013-09-21 11:32:49)
その他情報
作品のレビュー数 23件
作品の平均点 5.09点
作品の点数分布
000.00%
114.35%
214.35%
314.35%
4417.39%
5730.43%
6417.39%
7417.39%
814.35%
900.00%
1000.00%
作品の標準偏差 1.64
このレビューの偏差値 49.68
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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