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蜘蛛巣城 のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 蜘蛛巣城
製作国
上映時間110分
劇場公開日 1957-01-15
ジャンルアクション,ドラマ,ファンタジー,時代劇,モノクロ映画,戯曲(舞台劇)の映画化
レビュー情報
マクベスの内容をしらなかったので、予備知識はDVDパッケージの裏面だけでした。序盤の森のシーン。物の怪の笑い声がこだましてるんですけど、恥ずかしながら怖いと思ってしまいました。それから山田五十鈴演じる鷲津の正室浅茅も不気味な空気を醸し出して、まさに圧巻!!表情を変えずになぜあれだけの表現ができるのか、浅茅こそ物の怪なんじゃないかと思うほどでした。終盤の手を洗うシーンも本当に恐ろしくて、完全に作品の世界につれていかれました。終盤の森が動くシーン、なにがあるんだろうと思って緊張して見ていたし、実際森が動いているのを見て少し怖くなりました。そしてもちろん一番印象に残っているのは、クライマックスで矢を嵐のように浴びせられたシーンです。その迫力に本当に驚いて興奮しましたね。そして首に矢の刺さる瞬間、思わず声をあげそうになりました。後にあのシーンは弓道の有段者数人に至近距離から射させたと聞きましたが、怖いったらありゃしない。森が動いた種明かしには、う~んなるほど。物の怪の予言というのに責任を負わせて権力欲をあからさまにしていく人間の描き方は完璧と言っていいと思います。見終わった後は「すごかったなぁ」というのがずっと心に残りました。
アンダルシアさん [DVD(字幕)] 9点(2005-11-24 23:43:34)
その他情報
作品のレビュー数 97件
作品の平均点 7.53点
作品の点数分布
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211.03%
322.06%
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566.19%
61515.46%
71717.53%
82323.71%
91919.59%
101212.37%
作品の標準偏差 1.74
このレビューの偏差値 54.86
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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