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ターミネーター3 のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 ターミネーター3
製作国米,独,英
上映時間110分
劇場公開日 2003-07-12
ジャンルアクション,サスペンス,SF,シリーズもの
レビュー情報
《ネタバレ》 今回TV放送でしみじみ見直してみたら、なんだ…とんでもなくよくできているじゃないか!
やはりモストウ、あなどれない。
なにしろ、これは50%コメディだったのだ…しかも、「ドハハ」笑いを一切用いない(というか、1と2からの流れで使えなかったのだろう)中での、この笑いのセンス…すごい。
ローケンが瓦礫をはねのけてすっくと立ち上がるその無表情、これだけで、もう笑いがとれているじゃあないか。生まれたてのようなベビーフェイスに鋼鉄の肉体。ひとたび何かにぶつかれば、その効果音は「ゴン!」…みごとなコントである。とにかくローケン部分はほとんど笑えるのだ。
そして、シュワちゃん部分は、明らかに笑いをとる事を狙ったシーンではなく、ジョンやケイトとの会話部分に、見事なコントが盛り込まれている。その際のジョンのリアクションが難しかったことだろうと思う。だって、「ターミネーター」3部作であるからには、あからさまに「コント」だと分かってはいけないんだもの。
そして、「サルだサルだ」とバカにしていたジョン役のニック・スタールも、よく見ればそんなに悪くないではないか。
そりゃあ、オーランド・ブルームのようなホモくさい美形ではないにせよ、ジョン・コナーというキャラの程よくスレた感じがその目元あたりにちゃんと出ている。「放浪」してきた感じを出しつつ、なおかつコントと分からないようにコントをこなすということで、なかなかがんばっていると思う。
そしてシュワちゃん。やっぱりあの鋼鉄ボディはCGくさいよなあ、とか、スタント多用したんだろうなあ、とかいうことも、もう、どうでもいいんだどうでも。
だって、ターミネーターはシュワちゃんでなくてはならないのだもの。
もはや「3」においては、シュワちゃんはその老体にムチ打って、画面に映っているというだけで、許されるのだ。今回も、語り草となるようなキメのシーンもモストウはちゃんと用意してあったのだけど…銃弾を口からプッと吹いて「二度とするな」ってとこね。やっぱりモノマネはされないのかなあ。ちょっと残念。
3回くらい見ると、あまりの面白さにやめられなくなります。メチャメチャ笑えます!
パブロン中毒さん [DVD(字幕)] 9点(2005-11-13 20:37:22)(良:1票)
その他情報
作品のレビュー数 543件
作品の平均点 5.27点
作品の点数分布
040.74%
1152.76%
2336.08%
3539.76%
47012.89%
511521.18%
611220.63%
76812.52%
8468.47%
9183.31%
1091.66%
作品の標準偏差 2.01
このレビューの偏差値 59.24
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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