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サラの鍵 のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 サラの鍵
製作国
上映時間111分
劇場公開日 2011-12-17
ジャンルドラマ,戦争もの,歴史もの,小説の映画化
レビュー情報
《ネタバレ》 1942年の、ナチスドイツに協力していたフランス政府によるユダヤ人強制収容と、2009年のジャーナリストとを行き来させながら悲劇性を浮き彫りにしていく作品。重い。

■弟を納戸に閉じ込めて収容所に送り込まれたサラ。そこの謎もいろいろと残されたままの樹はするが(引っ越すまで、中に死体があって異臭を放っていても一度も開けずに放っておくか?何か知っていたのではないか等)そこへ深入りはしない。主眼はむしろ、サラの苦悩と悲劇、そしてそれがどう受け継がれていくか、であろう。

■一度は過去を完全に消し、息子は50年後に初めてそれを知る。しかし悲劇はそれを消してしまえばいいというものではない。むしろ引き継いでいくことこそが悲劇の生き残りの意義を組みだしていく上で必要だともいえる。ラストで娘にサラと名付けたのは、そういう意志の表れではないだろうか
θさん [DVD(字幕)] 8点(2012-06-24 00:28:57)
その他情報
作品のレビュー数 29件
作品の平均点 7.45点
作品の点数分布
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413.45%
526.90%
6413.79%
7724.14%
8827.59%
9517.24%
1026.90%
作品の標準偏差 1.45
このレビューの偏差値 52.62
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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