Menu
 > 作品
 > カ行
 > CUT(2011)
 > θさんのレビュー
CUT(2011) のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 CUT(2011)
製作国
上映時間120分
ジャンルドラマ,ヤクザ・マフィア,バイオレンス
レビュー情報
《ネタバレ》 ここまで平均点9.00点ですか・・・うう~ん、メッセージは痛いほど分かるのだが、映画の商業化批判、本当の映画への回帰という文脈と、ひたすら殴られる部分とがメタファーレベルでしかつながっていないのは、物語としてどうかと思う。確かに最近の映画にはない味はあるけど、なんかこのベクトルは間違えている気が。

■基本的には殴られているシーンばかりで構成されていて、心理や人間を描く云々という余地はあまりない。映画全体がメタファーであり、メッセージのために構成されている作品であるように思う。しかしそれだけのために2時間をかけるのはちょっとあれ。

■「簡単に分かるのはダメだ。語らない分からなさこそが真の映画だ」という通の雰囲気のある主張なのかもしれないが、それに対しては、意図的に曖昧にした「分からなさ」によって内容の判断を留保させたままにして、そこから高尚性だけを出して煙に巻くのは、さまざまな領域において用いられている手法ではあるけど、それは本質的にはペテンに過ぎないと私は思っている。

■映画の投影されている床の上に主人公が寝ているシーン、あれはうまい構図だなと率直に思った。ありそうでなかった手法。
θさん [DVD(邦画)] 3点(2012-10-25 00:11:38)
その他情報
作品のレビュー数 10件
作品の平均点 5.00点
作品の点数分布
000.00%
100.00%
2220.00%
3440.00%
400.00%
500.00%
600.00%
7110.00%
8110.00%
9110.00%
10110.00%
作品の標準偏差 2.97
このレビューの偏差値 47.73
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
CUT(2011)のレビュー一覧を見る


© 1997 JTNEWS