タイトル名	感染列島
製作国	日
上映時間	138分
劇場公開日	2009-01-17
ジャンル	サスペンス,医学もの,パニックもの

《ネタバレ》　まず「感染爆発（パンデミック）」という題材を扱うという着眼点は素晴らしいと思う。実際にO-157に始まり、新型インフルエンザやSARSなど新型ウイルスによる恐怖は現在も刻々と迫っているわけで、この映画で描かれていることが実際に起きても何ら不思議ではないわけだ。確かに荒廃した渋谷などの映像はかなり誇張していると思うが、呼吸器を付け替える決断をしたり、血清療法を自分の体で試したりなど、極限状態における人間描写を映し出しており、本当にこんな事態が起きたらどうなるんだ、という緊迫感を身近に感じられた。更に良いのは、ウイルスに感染した人間がほとんど命を落としてしまうという現実の描写。安易なお涙頂戴によるご都合主義に走らなかったのは好感が持てる。ところで、劇中でのテロップの多用や置ききれなくなった遺体を都市に並べるシーンなどには「復活の日」を思い出した。あれは細菌兵器だったからちょっとアプローチは違うが、本作はそのリメイク的な話だと考えればなかなか興味深い。少々甘いかもしれないが、パニックものとしてはこれぐらいの点数はあげたい。

作品のレビュー数	49件
作品の平均点	4.08点
作品の点数分布	0 2 4.08％ 1 3 6.12％ 2 8 16.33％ 3 8 16.33％ 4 8 16.33％ 5 7 14.29％ 6 5 10.20％ 7 4 8.16％ 8 4 8.16％ 9 0 0.00％ 10 0 0.00％
作品の標準偏差	2.15
このレビューの偏差値	58.51 ※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値