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戦争と青春 のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 戦争と青春
製作国
上映時間112分
ジャンルドラマ,戦争もの,青春もの,小説の映画化
レビュー情報
実に正しい作品ではあるんだけど、同じことを反復してるだけでいいのか、という苛立ちも感じる。そりゃもちろん「何度も語らねばならない」と言われればそれまでだし、製作者たち一人一人の熱意をからかう気はなく尊重したいが、繰り返すごとに「津波警報」と同じで、緊迫が薄れていってしまい、かえってこういう反復が「戦争の記憶」を遠くへ押しやる加速度を付けてるんじゃないか、いう気もするんだ。このちょっと前に日本で公開されたドイツの『ナスティ・ガール』なんてのと比べても、日本の風土の甘さを感じた。ちょっと視点を工夫して、国防婦人会のおばさんたちの心なんかをこそ見詰めるべきなんじゃないか。弟が赤ん坊を渡されたときに「非国民の子ども」と思ったあたりをもっと突き詰めるべきだったんじゃないか。とは言え、この遺作が今井監督で唯一封切り時に観た作品でした。
なんのかんのさん [映画館(邦画)] 5点(2013-02-18 09:51:05)
その他情報
作品のレビュー数 2件
作品の平均点 4.00点
作品の点数分布
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作品の標準偏差 1.00
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※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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