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12人の優しい日本人 のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 12人の優しい日本人
製作国
上映時間116分
劇場公開日 1991-12-14
ジャンルサスペンス,コメディ,法廷もの,犯罪もの,戯曲(舞台劇)の映画化,パロディ
レビュー情報
『12人の怒れる男』って、これ日本だったら、ってついつい考えつつ見てしまう。三谷さんもそうだったんだろうな、と凄く腑に落ちた。その感想文をドラマにしたような本作は、単なるパロディではなく、日本人論として良く出来ている。①まず情から入ってくること。被告に同情するか否かが、ポイントになる。②個人より団体戦になる。チームが出来てしまい、無罪派は有罪派に負けるなっ、で気勢が上がる。③傷害致死で妥協しようと、落としどころを探る。ここらへん、いちいち笑ったが、日本社会のいろんな場面で目にしていることばかりで、そうそう笑っててもいられない。④休憩時間で雑談っぽくなると、みなけっこう喋りだすのもリアル。一番分身のように感じたのは上田耕一で、議論とか会議とかは向いてないんです、と逃げ腰。議論がほとんど喧嘩として神経を傷めつけてくる。でも何か役に立たなくちゃと思い、有罪・無罪と書かれた専用の投票用紙をせっせと作ってる。「縁の下の役割りなら一生懸命手伝います、そっちやりますから議論は勘弁して」というスタンス。これ分っかるなあ。
なんのかんのさん [CS・衛星(邦画)] 8点(2013-01-17 09:55:48)(良:4票)
その他情報
作品のレビュー数 295件
作品の平均点 7.38点
作品の点数分布
031.02%
120.68%
210.34%
372.37%
4134.41%
5103.39%
63511.86%
75719.32%
88729.49%
95618.98%
10248.14%
作品の標準偏差 1.87
このレビューの偏差値 51.78
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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