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ジャンケン娘 のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 ジャンケン娘
製作国
上映時間92分
劇場公開日 1955-11-01
ジャンルコメディ,ミュージカル,シリーズもの,青春もの,学園もの,アイドルもの,ロマンス,小説の映画化
レビュー情報
チエミ・ひばりが高三の修学旅行ってところからして、感動的である。そこに芸者のタマゴのいづみが絡むことで、日本調とポップス調の対比という幅ができる。“人身売買”に憤然とする、ってのも時代なら、チエミのお父さんが、娘たちは世間知らずだからなあ、と微笑みながら見ているのも時代。日劇でそれぞれ夢を見るスターシーンがミュージカル的見せ場になっていて、ラストでさらに爆発するかと思っていたら、窮屈なジェットコースターの座席で、一人ずつ歌うだけってのは物足りなかった。つまりこの時代は、ショーよりもジェットコースターのほうが新鮮な魅力だったのだろう。この三人それぞれにかわいく(本当です)、昭和も30年代になって、何やら新しい時代へ入っていくんだ、という気分が感じられる。ギトギトしたカラーの発色も懐かしい。けっきょくいづみの貞操が救われるのも、大企業の息子の思いつきってところが、これ以後の日本を見通してもいたような。提供明治製菓。
なんのかんのさん [映画館(邦画)] 7点(2009-03-03 12:20:41)
その他情報
作品のレビュー数 5件
作品の平均点 5.60点
作品の点数分布
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作品の標準偏差 1.02
このレビューの偏差値 63.46
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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