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レッド・バイオリン のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 レッド・バイオリン
製作国カナダ,伊
上映時間131分
劇場公開日 1999-05-22
ジャンルドラマ,ミステリー,音楽もの
レビュー情報
《ネタバレ》 古い器物が化け物になるという発想はもう今昔物語の昔からあり、いにしえの人が身近に置き愛玩していた道具に、なにやら執着が付き添い怪しい奥行きが出てくる、って感覚はよく分かる。まして楽器という精神性の高い道具ならなおさら。それぞれの時代で持ち主の不幸を奏でながら流浪するバイオリン、ってな話。怖いのは何話目だったか、パガニーニを思わせるような音楽家、その浮気がバイオリンの音色の変化で分かってしまうってやつ。で妻はピストル撃つのだが、それは女でも男でもなくバイオリンに向けられる。恋敵はバイオリンなんだな。我々が支配し切ったつもりになっている道具というものも、そっちの側からこっちを見る視線を感じれば、けっこう怖い材料になる。
なんのかんのさん [映画館(字幕)] 7点(2008-12-04 12:13:54)
その他情報
作品のレビュー数 33件
作品の平均点 6.36点
作品の点数分布
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100.00%
213.03%
313.03%
439.09%
539.09%
6618.18%
71133.33%
8721.21%
913.03%
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作品の標準偏差 1.59
このレビューの偏差値 52.51
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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