タイトル名	イヤー・オブ・ザ・ドラゴン
製作国	米
上映時間	134分
劇場公開日	1986-02-08
ジャンル	アクション,ドラマ,犯罪もの,刑事もの,ヤクザ・マフィア,小説の映画化

狭い奥まったとこへ行く感じはちょっとよかった。でも結局この監督で問題になるのは「偏見」でして、難しいところですな。『ディア・ハンター』は偏見と無関係な傑作だと思ったし、微妙なところをあえて扱う姿勢は支持したいと思うんですが、でも結果として本作、西洋人が東洋人に抱く薄気味の悪さにそのまま乗っかって、そのまま終わっちゃった映画になってしまった気がする。苦労を重ねた中国移民のエピソードは、本筋に組み込まれてなく、ただの傍注という感じどまり。妻とのゴタゴタやヒロインとの情事などの脇筋もつまんなかった。ジョン・ローンを軸にしたほうがもっと面白かったんではないか、と思うが、主人公を東洋系には出来ないところがハリウッド娯楽映画の限界か。話の終わりへの持って行き方はかなり雑。ミッキー・ロークがディスコの中やなんかを延々と追いかけていくあたりが、一番密度高かった。

作品のレビュー数	65件
作品の平均点	6.62点
作品の点数分布	0 0 0.00％ 1 0 0.00％ 2 0 0.00％ 3 0 0.00％ 4 5 7.69％ 5 7 10.77％ 6 20 30.77％ 7 17 26.15％ 8 10 15.38％ 9 4 6.15％ 10 2 3.08％
作品の標準偏差	1.40
このレビューの偏差値	46.86 ※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値