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陪審員 のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 陪審員
製作国
上映時間118分
ジャンルドラマ,サスペンス,法廷もの,小説の映画化
レビュー情報
《ネタバレ》 一応説明はついていたけど、マフィアの下っ端にサイコ野郎がいるってのは、どうもしっくりこない。これは悪に関して考えられ得る対極のものではないか。徒党を組んで社会に背を向けるのと、他人の家を監視し続ける熱意とは、反社会性と非社会性で、同じ法律違反であっても全然種類の違うものだろう。犯罪映画としてトーンの統一が、しっくりいってなかった。男がゆっくりと本性を現わしてくるあたりが、やっぱり怖く、表情が同じのままなのがいい。ヘラヘラふざけながら車を運転し、息子の自転車に迫っていくところ。表決が討論によってしだいに逆転していく経過は『十二人の怒れる男』のパロディとも言える。こういうのの最後は「どうして僕の愛を分かってくれないんだ」と“かわいさ余って憎さ百倍”で迫るのが段取り。グアテマラロケは観光映画的な気分の拡散があって、あまりいいアイデアだったとは思えない。
なんのかんのさん [映画館(字幕)] 6点(2009-08-21 11:58:15)
その他情報
作品のレビュー数 33件
作品の平均点 4.61点
作品の点数分布
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139.09%
226.06%
339.09%
4412.12%
5824.24%
61133.33%
726.06%
800.00%
900.00%
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作品の標準偏差 1.70
このレビューの偏差値 54.80
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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