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アリス(1990) のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 アリス(1990)
製作国
上映時間102分
劇場公開日 1991-10-26
ジャンルドラマ,コメディ,ファンタジー,ロマンス
レビュー情報
おばさんのアリスにとっても、この世は不思議の国。カメラはいつものニクヴィストではないが、室内の光線などタッチは似てる(冒頭の室内の長回し、奥深い廊下)。現実は退屈だけど、それを覆す形式として「不思議」というものが必要になってしまう。浮気をするにも、媚薬の調合にラ・クンパルシータのBGMで促されなければならない。テレビドラマの作家になる才能もなく、自力で浮気をする勇気もなく、でもカトリック少女だった夢が、ラストで生きてくる。マザー・テレサになるんだ、カルカッタだ、って。秋の動物園、記憶の中の実家、家の前に懺悔室があって、ここらへんの秋の雰囲気が美しかった。常に平均点以上の作品を作ってるんだけど、なんかこのころから、新展開の驚きのない枠が窮屈に感じられ出した。この退屈世界では吹っ飛んだところまでいかないと、手応えを得るのは難しいよ、あたしたち現実のニューヨーカーには難しいでしょ、って嘲ってるようなところもあり。
なんのかんのさん [映画館(字幕)] 7点(2013-02-12 09:54:55)
その他情報
作品のレビュー数 14件
作品の平均点 6.14点
作品の点数分布
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100.00%
217.14%
317.14%
400.00%
5428.57%
6214.29%
717.14%
8428.57%
900.00%
1017.14%
作品の標準偏差 2.10
このレビューの偏差値 51.94
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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