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秘密と嘘 のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 秘密と嘘
製作国英,仏
上映時間142分
劇場公開日 1996-12-21
ジャンルドラマ
レビュー情報
《ネタバレ》 脇筋のカメラマンの家庭から入っていく。写真家とは、真を写す仕事でありながら、嘘を形作ることもある。主人公のシンシアは下町的、若いころの北林谷栄的。ホーテンスは検眼師、よく見極めようとする仕事だ。こうバラバラにドキュメンタリー的に始めて絞っていく。駅での親子の出会い、娘だとハッと気がつくときの、おかしみと厳粛。二人の密会も、奇妙なお見合いのようでハラハラする。情けない自分を見せてしまいやしないか、と思いつつも、会いたい気持ち。でロクサンヌの誕生パーティだ。姉が友を連れてくると言われたモーリス、妻に相談すると「すぐにOKしてくれないと、カカア天下みたいで困るじゃないの」と言われる、こういう些細な描写がいいの。で事実をしゃべってしまい、いさかいから浄化へという段取り。ある種の満足を与えてはくれるけど、定型に落ち着いて、もっと別の展開を期待してた気持ちには不満が残った。ドキュメンタリーで古風な物語を語られたような。登場人物たちに愛着を感じるけど、ホーテンスは役どころのせいだろうが、彼女だけノッペリした造形になってしまっていた。
なんのかんのさん [映画館(字幕)] 7点(2009-05-24 12:06:51)
その他情報
作品のレビュー数 50件
作品の平均点 7.58点
作品の点数分布
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作品の標準偏差 1.63
このレビューの偏差値 47.81
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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