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わが街(1991) のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 わが街(1991)
製作国
上映時間136分
劇場公開日 1992-05-16
ジャンルドラマ
レビュー情報
このころのアメリカ映画、青臭さというか、過剰な真面目さが目立った。都会はひどいところだ、って幻滅も繰り返される。でも世界には独裁政権や内戦や飢餓が満ち満ちていて、今までのアメリカ映画だったら「そういうのに比べると我が国はいいし、なんてったって僕らは自由だ」って謳ったはず。でも自信がないんだ、このころになると。クヨクヨしてるアメリカが正直に出ている。縁とか絆とか、そういう手触りのあるところから徐々に回復していこうとしているみたい。ひとつひとつのエピソードは物足りないんだけど、全体のクソ真面目さには、意外と好感が持てた。捨て子を拾う縁、黒人の友人との絆、こういう中で何か邪悪で醜いものをつかまされてしまう可能性もあるけど、でもとりあえず少しずつ手をつないでいこう、って気持ち。「青臭さ」が、このころのアメリカでは貴重な、かえって息をつけるところだったのかも知れない。『サリヴァンの旅』が好きなのね、この監督。
なんのかんのさん [映画館(字幕)] 6点(2012-07-02 09:53:12)
その他情報
作品のレビュー数 13件
作品の平均点 6.92点
作品の点数分布
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317.69%
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6323.08%
7323.08%
8646.15%
900.00%
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作品の標準偏差 1.38
このレビューの偏差値 45.19
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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