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永遠と一日 のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 永遠と一日
製作国ギリシア,仏,伊
上映時間134分
ジャンルドラマ
レビュー情報
《ネタバレ》 この監督が紹介され出したころの作品は、叙事詩と抒情詩が拮抗しているようなところに魅力があったんだけど、どうもこのころから抒情詩のほうへ傾斜していっていて、なんかもう一つ固い芯がほしいところ。叙事詩的な部分の映像のほうがいい。横一列の車、横一列の警官。十名ほどの人がぞろぞろ歩くってのは、もうこの人のサインみたいなシーン。結婚式の場面などは、またかと思うがやっぱりいい(この人はミュージカル監督なんだと思ってる)。そして水辺ということ、海、川、港、ここらへんは抒情詩的な題材だけど。国境の金網にぶら下がる人々、死体置き場の階上から見下ろす人々、つまりどれも“人々”の映像がいいんだ。そもそも“無言の無名の人々”っていうのが、叙事詩的なんだろうな。いつも一縷の希望を託すようなラストだったのだが、今回の朽ちたテラスでの幻影のダンスってのは、この人にしては退嬰的な気がした。
なんのかんのさん [映画館(字幕)] 8点(2008-12-10 12:13:05)
その他情報
作品のレビュー数 33件
作品の平均点 6.30点
作品の点数分布
013.03%
113.03%
213.03%
326.06%
426.06%
5515.15%
639.09%
7515.15%
8721.21%
939.09%
1039.09%
作品の標準偏差 2.54
このレビューの偏差値 52.63
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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