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冬の光 のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 冬の光
製作国スウェーデン
上映時間82分
ジャンルドラマ,モノクロ映画
レビュー情報
とにかく渋い、冷たい金属の手ざわり。孤独な人間が手を伸ばすのに、それが何かに触れるとおびえて引っ込めてしまう、といういつものベルイマンの世界。見た日の日記には、せりふが書き抜かれていた。「あなた(神)は私を強く生まれさせて下さったけれど、私の力を使わせて下さらない。人生に意義を下さるなら、私はあなたの忠実なしもべになります」「私(トマス)は私だけの神を信じた。私を特に愛してくれる神を」「たとえ神が存在しないでも、それが何だ。人生は説明がつく」。神のテーマが前面に出されるとちょっと辛いのだが、それだけでなく「孤独と他人のわずらわしさとのせめぎあい」って方向に普遍化されるとこが、この人の映画がキリスト教圏以外の世界でも意味を持って見られる理由だろう。
なんのかんのさん [映画館(字幕)] 7点(2008-04-01 12:18:54)
その他情報
作品のレビュー数 4件
作品の平均点 5.25点
作品の点数分布
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作品の標準偏差 1.48
このレビューの偏差値 58.00
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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