Menu
 > 作品
 > オ行
 > 女と男のいる舗道
 > なんのかんのさんのレビュー
女と男のいる舗道 のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 女と男のいる舗道
製作国
上映時間84分
劇場公開日 1963-11-19
ジャンルドラマ,モノクロ映画
レビュー情報
あっけなさというのがこの監督の重要な要素。ラストもそうだけど、初めて客をとってしまうところも、それらしい逡巡や決意の表情やらを見せず、出来事は不意に訪れる。街頭でのドンパチも、観客が「なんだなんだ」と戸惑ってしまうような仕掛け。観客に対する親切が紋切り型を作ってしまい、出来事を遠ざけてしまう、ということなんだろう。出来事は常に隣り合わせに起こり、ある種の自由の感覚がある。流動していくものを肯定する気持ち。人はいつも不意に状況の中にいるんだ、って。冒頭ヒロインのシルエットにタイトルが被さってるんだけど、音楽が中断しつつ流れる。音楽の中にゆったりと浸れない、沈黙が緊張を強いる。出来事が不意に起こるように、今続いているものが不意に消えることもあるってことか。
なんのかんのさん [映画館(字幕)] 7点(2013-02-11 10:25:06)
その他情報
作品のレビュー数 11件
作品の平均点 6.09点
作品の点数分布
000.00%
100.00%
200.00%
319.09%
419.09%
500.00%
6545.45%
7218.18%
8218.18%
900.00%
1000.00%
作品の標準偏差 1.44
このレビューの偏差値 54.37
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
女と男のいる舗道のレビュー一覧を見る


© 1997 JTNEWS