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カルネ のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 カルネ
製作国
上映時間40分
ジャンルドラマ,サスペンス,ショート(短編映画)
レビュー情報
人の顔を見せずにてきぱきと設定を展開していく冒頭のあたり、小気味よい。「注意! 感受性を傷つける危険な部分があります」と出て注意を引きつける(期待させる?)悪趣味なユーモア感覚。字幕の効果的用法は、ゴダールゆずりですか。分解写真的カメラの回りこみ、ズームアップ、フェイドアウトして肉切り包丁のような低音がズン、などなど、いかにもフランスのエスプリって感じが横溢。話は、鬱陶しさへの耽溺とでも言うか、父と娘の危うい関係への耽溺ね。思い切って溺れ込むことでのみ得られる手触り。卑しめられるもの、馬肉・デブの女・テレビ活劇らの、なんらかへの復讐といった気配もある。少なくともこの馬肉は、現代社会が見たくないものの側に埋まっている。全編を覆うドローンとした色調。
なんのかんのさん [映画館(字幕)] 6点(2010-10-25 10:04:37)
その他情報
作品のレビュー数 19件
作品の平均点 7.58点
作品の点数分布
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6421.05%
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10315.79%
作品の標準偏差 1.63
このレビューの偏差値 44.07
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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