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王将(1948) のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 王将(1948)
製作国
上映時間94分
劇場公開日 1948-10-18
ジャンルドラマ,モノクロ映画,実話もの,伝記もの,戯曲(舞台劇)の映画化
レビュー情報
大阪・浪花の典型ですな。上品なもの(東京的なもの)に対するもう理屈抜きの反感、人間臭さ、八方破れといったものの肯定、「男ドアホ」の世界であります。女房への甘えかかりも、あんな人ひとりで生きていけへんやろ、で釣り合いが取れちゃう。本物の坂田三吉は、それほど野人じゃなかったそうだが、一つの型がもう出来ちゃったもんね、この映画のせいなのか。阪妻はかなりクサいことやってるんだけど、浪花ってことでちゃんと型になっちゃう。これ江戸っ子だったら、ちょっとカナワンナアになるんじゃないか。蒸気機関車が走り抜けていく長屋の人懐っこい雰囲気も、浪花的。ちっとも「移動大好き」じゃないじゃないか、と思ってたら、会場から家へ走って帰るところでカメラが走った。三島雅夫と夜、縁台で昼の試合をやり直しているシーンなんか、いい。私のこれのノートの最後に、「ライオツ歯磨」とだけ書き込んであるんだけど、こりゃいったい何だったんだろう。
なんのかんのさん [映画館(邦画)] 7点(2010-11-08 09:54:27)
その他情報
作品のレビュー数 23件
作品の平均点 7.30点
作品の点数分布
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314.35%
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528.70%
628.70%
7626.09%
8521.74%
9313.04%
10313.04%
作品の標準偏差 1.83
このレビューの偏差値 49.09
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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