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冬の華 のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 冬の華
製作国
上映時間121分
劇場公開日 1978-06-17
ジャンルドラマ,ヤクザ・マフィア
レビュー情報
《ネタバレ》 物語が途中で終わってしまう印象を受けてしまう。もっともっとこの続きを観たい!と思ってしまう。2時間をあっという間に思わせるほど惹きつけ、登場人物のその後に思いを寄せさせるドラマづくりはお見事!で、さすがは倉本聰だと思う。セリフで語らず、設定の詳細については観客の想像に任せる。各人物の性格をドラマの進行の中で語りつつ、静かに悲劇の予感を盛り込ませながら、いつか訪れるカタルシスを期待させる。惜しむらくはカタルシスの爆発が来る直前に映画は終わってしまうが、カタルシスを観客の想像に任せたところがいわゆるそれまでのパターン化された任侠映画の清算と脱却を目指した製作陣の狙いであったのだと後から思う。映画という2時間程度の映像で語るべき人間ドラマとはどんなものであるのがよいのか、一つのお手本とも言える傑作で学ぶべき点は多い。
Seanさん [CS・衛星(邦画)] 8点(2007-08-16 12:58:01)(良:1票)
その他情報
作品のレビュー数 27件
作品の平均点 6.52点
作品の点数分布
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427.41%
5622.22%
6518.52%
7829.63%
8311.11%
927.41%
1013.70%
作品の標準偏差 1.50
このレビューの偏差値 56.59
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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