タイトル名	ユメノ銀河
製作国	日
上映時間	90分
ジャンル	ドラマ,モノクロ映画,小説の映画化

この作品、あんまり期待していなかったのだが、期待していなかっただけに意外にも楽しめた。
それと、今回、この作品の原作者である「夢野久作」っていう人の名を初めて知った。
それがちょっとした収穫。
今まで知らなかったのがちょっと恥ずかしいが。

さて、内容であるが・・・
全編モノクロで描かれている。
でもそれがいい効果を生み出している。
昭和の陰気な感じが出てて、かなりよろしい。
乱歩もそうだけど、こういう、昭和のくら～い感じは独特の雰囲気があって結構好き。

そして特筆すべきは、浅野忠信のかっこよさ！
浅野忠信扮する主演の男性がバス会社に転勤してくるのだが、その登場シーンがかなりかっこいい。ものすごく印象的だ。
ただ、その登場シーンの後は、比較的落ち着いてしまい、神秘的な感じが持続されていないのが惜しいが。

少なくとも、前半の３０分くらいまでは、
「おぉ～、この映画、なかなかいい味出してるぞぉ・・・」
って思わせてくれる映画である。
それだけでも十分、楽しめると思う。

作品のレビュー数	13件
作品の平均点	6.31点
作品の点数分布	0 0 0.00％ 1 0 0.00％ 2 0 0.00％ 3 0 0.00％ 4 1 7.69％ 5 2 15.38％ 6 5 38.46％ 7 3 23.08％ 8 1 7.69％ 9 1 7.69％ 10 0 0.00％
作品の標準偏差	1.26
このレビューの偏差値	54.33 ※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値